2006年度春 國領研究プロジェクト(1) B

ネットワーク上における価値創造のプラットフォーム構築 −基礎編−

 

ver.20060312

 

1.概要

 ネットワークの可能性を大きく開花させるためには、技術だけでなく、その上に優れた社会モデル(ビジネスモデル、非営利組織、制度など)を構築する必要がある。國領研究室ではネットワークの可能性を、第三者間の協働(コラボレーション)を活性化させる社会・ビジネス基盤(これをプラットフォームと呼ぶ)をデザインして、構築することを目指している。この過程において技術開発を行なっている研究室と密接にコラボレーションを行って、ビジネスや社会モデルをよりよい技術開発に結びつける努力も行なっている。

本プロジェクト(1)は、入門コースとしてプラットフォーム構築の考え方の基本を輪読や、先輩達の話を聞き、議論することを通じて学んでいくこととする。より具体的には國領の著作や経営学やシステム学の基礎文献を輪読するほか、具体的なプロジェクトに取り組んでいる先輩達の話を聞くセッションが交互にくるイメージを持っていただきたい。さらには、適宜、協働のマネジメントの基礎知識(財務や組織など)を学ぶ機会を設け、より実践的なプラットフォーム構築のスキルを養うことを目指す。

 会合は月曜日の4限に行なう予定である。5限に開催予定の研究プロジェクト(2)と合同イベントを行なうことがある。

 なお、研究プロジェクト(1)は二年以上在籍することは可能であるが、二年目以降は研究会(2)を履修し、学んだ理論を実践の場に反映させる活動を同時に行なうことが条件となる。このルールは2005年に研究プロジェクト(1)ないしは(2)をとった者にも適用される。

 

 

 

4/10

オリエンテーション。5限に研究室全体会をやりますので、他の授業と矛盾しない限り参加してください。

4/17

國領二郎、『オープン・ソリューション社会の構想』、日本経済新聞社2004年、1〜3章。各自A4一枚程度に@要約(半ページ分)、A重要と思われる論点と意見(半ページ分)をまとめて提出してください。当日は50分程度学生代表に発表をしていただき、後半國領を交えて討論します。

4/24

國領二郎、「ネットワークと総合政策学」、大江守之、岡部光明、梅垣理郎編著『総合政策学-

問題発見・解決の方法と実践-』、慶應義塾大学出版会、第三章。(ここにワーキングペーパー版あり http://coe21-policy.sfc.keio.ac.jp/ja/wp/WP78.pdf )各自A4一枚程度に@要約(半ページ分)、A重要と思われる論点と意見(半ページ分)をまとめて提出してください。当日は50分程度学生代表に発表をしていただき、後半國領を交えて討論します。

5/1

國領二郎、『オープン・アーキテクチャ戦略』、ダイヤモンド社、1999年、1〜3章を読んで内容をまとめてください。(教室での会合は行いません)各自A4一枚程度に@要約(半ページ分)、A重要と思われる論点と意見(半ページ分)をまとめて5月2日までにTAに提出してください。

5/8

國領二郎、『オープン・アーキテクチャ戦略』、ダイヤモンド社、1999年、4〜7章を読んで内容をまとめてください。各自A4一枚程度に@要約(半ページ分)、A重要と思われる論点と意見(半ページ分)をまとめて提出してください。当日は50分程度本全体を通して学生代表に発表をしていただき、後半國領を交えて討論します。5限に研究室全体会をやりますので、他の授業と矛盾しない限り参加してください。               

5/15

Simon, Herbert A., "The Sciences of the Artificial", 3d ed., MIT Press, 1996.(邦訳:稲葉元吉・吉原英樹、『システムの科学』、パーソナル・メディア、1999.)1〜4章を読んで内容をまとめてください。各自A4一枚程度に@要約(半ページ分)、A重要と思われる論点と意見(半ページ分)をまとめて提出してください。当日は50分程度本全体を通して学生代表に発表をしていただき、後半國領を交えて討論します。

5/22

山田真哉、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』、光文社新書、2005年、エピソード1〜3を読んでください。それぞれのエピソードを参考に「利益の出し方」、「連結経営」、「在庫と資金繰り」のいずれかの観点から優れていると思う会社について、会社の概要となぜ優れて思うかについてA4一枚にまとめて提出してください。当日は学生代表に発表していただき、討論します。

5/29

Simon, Herbert A., "The Sciences of the Artificial", 3d ed., MIT Press, 1996.(邦訳:稲葉元吉・吉原英樹、『システムの科学』、パーソナル・メディア、1999.)5〜8章を読んで内容をまとめてください。各自A4一枚程度に@要約(半ページ分)、A重要と思われる論点と意見(半ページ分)をまとめて提出してください。当日は50分程度本全体を通して学生代表に発表をしていただき、後半國領を交えて討論します。

6/5

Chandler, Alfred D. Jr., "The Visible Hand: The Managerial Revolution in American Business," The Belknap Press of Harvard University Press, 1977.(邦訳:鳥羽欽一郎・小林袈裟冶、『経営者の時代(上・下)』、東洋経済新報社、1979.)序章、7章、8章を読んだ上で、今日の交通や通信システムの変化が、経営システムに与えている影響について考え、A4一枚にまとめて提出してください。

6/12

Lessig, Lawrence, "CODE and other laws of cyberspace," Basic Books, 1999.(邦訳:山形浩生・柏木亮二、『CODE インターネットの合法・違法・プライバシー』、翔泳社、2001.)を読んで内容をまとめてください。各自A4一枚程度に@要約(半ページ分)、A重要と思われる論点と意見(半ページ分)をまとめて提出してください。当日は50分程度本全体を通して学生代表に発表をしていただき、後半國領を交えて討論します。5限に研究室全体会をやりますので、他の授業と矛盾しない限り参加してください。  

6/19

山田真哉、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』、光文社新書、2005年、エピソード4〜7を読んでください。それぞれのエピソードを参考に「機会損失」、「回転率」、「キャッシュフロー」のいずれかの観点から優れていると思う会社について、会社の概要となぜ優れて思うかについてA4一枚にまとめて提出してください。当日は学生代表に発表していただき、討論します。        

6/26

國領二郎、『オープン・ソリューション社会の構想』、日本経済新聞社2004年、4〜11章。各自A4一枚程度に@要約(半ページ分)、A重要と思われる論点と意見(半ページ分)をまとめて提出してください。

7/3

まとめのレクチャーをします。5限に研究室全体会をやりますので、他の授業と矛盾しない限り参加してください。          

 

 

2.募集人数 25名程度

 

3.募集方法

既に募集は終了していますが、若干の追加がありえます。ご希望の方はTA脇谷 康宏 spooky@sfc.keio.ac.jpまで連絡下さい。

 

4.合宿等

 合宿は通常春と夏の二回行なっている。