暫定版 変更がありうることをお含みおきください。
最終更新2004-12-25
46090 ネットワーク社会論
担当:國領二郎
ネットワーク社会論授業計画
企業、行政、立法などの分野において、それぞれの立場から制度づくりに具体的な提案を行いうる人材の養成を目標に提供する科目です。現在進行形の現実的な設問に対して、理論や過去の議論をきちんとふまえて、論理的かつ現実的に考えるために、今日的な問題に答えるにあたって示唆を与える古典的な文献を合わせて読み、かつ各自に意見をまとめてもらいます。授業計画の設問をご覧いただくと様子がわかると思います。
毎回の授業では、受講生の設問への回答をおうかがいして、議論をする形で進めたいと思っています。結果として毎回の準備が少し大変な授業になると思います。そのかわり、最終レポートは軽めもの(恐らく、毎回の設問と同じ程度のもの)にします。(より具体的には毎回400字程度の提出物を要求し、期限内にまじめに取り組んだとみなせるものが提出されると1点が加点され、さらに特に優秀な提出物を出した方と、授業内においてよい発言をした方に都度1点加点されます。学期末に12点以上獲得していることが、合格点を取るために必要です。)レポート提出はグローバルキャンパスシステムを使います。受講を希望される方は必ず http://gc.sfc.keio.ac.jp/ で登録をしてください。
学部生でも履修はできますが、この授業は大学院レベルであることを想定して提供します。提出物や発言なども学部レベルの経済学、社会学とネットワーク技術の基本的なことは理解しているという前提で、学年とは無関係に評価させていただきます。討論型で進める関係で、人数制限を行い(教室のサイズに合わせて)ご希望者が超える場合には上の学年の方を優先いたします。
成績評価については次のシステムで行います。毎回の提出物を誠意ある形で提出したことを基準とし、その上で(1)授業でよい発表を行った、(2)レベルの高い提出物を提出した、(3)その他、他の受講生の学習になる貢献を行った、のいずれかの場合にポイントを加点します。提出物が欠けた場合には減点します。「他の受講生の学習に貢献した」ことが評価の主要なポイントになることにご留意ください。この方式で採点した上で相対スケールで成績をつけます。
なお、この授業のうち3回程度は大学院の教育体験のために、主たる討論司会をTAの藤井資子が行います。(國領も議論に参加しつつ、藤井の支援を行います)あらかじめご了承ください。
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回 |
月日 |
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1 |
9.30 |
オリエンテーション |
設問:「この授業の受講動機を400字以内で書いてください。所属と学年を忘れずに記してください。」履修制限を行う場合には、この課題を提出された方の中から選ばせていただきます。」 授業内容や採点の方法についてご説明します |
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2 |
10.07 |
ネットワーク社会の構造 |
履修制限についてお知らせ:10月2日までに第一回課題を提出された方は全員履修できます。 設問: メディア業界についての次の2つの意見を読んだ上で、今後どのような前提でメディア政策を推進すればいいと思うか400字以内で論じてください。 メディア産業の水平分離と新しいビジネス・モデル http://www.fri.fujitsu.com/open_knlg/review/rev072/review03.html ブロードバンド時代における放送の将来像に関する懇談会 http://www.soumu.go.jp/singi/b_kondan/b_kondan_03.html |
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3 |
10.14 |
競争と公共性 |
設問「次の二つを読んでNTTの光ファイバ開放義務付けは続けるべきと考えるかやめるべきと考えるか400字以内で述べてください。」 http://www.icr.co.jp/newsletter/eye/2003/e2003006.html IT戦略本部評価専門調査会中間報告書(16-18ページ) http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/dai24/24siryou1_2.pdf |
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4 |
10.21 |
ユニバーサルサービス |
ケース:「過疎地にブロードバンドを」 http://case.sfc.keio.ac.jp/kyouzai/kijo.html http://case.sfc.keio.ac.jp/kyouzai/uservice.html を読んで、過疎地におけるサービスを今後どのように維持していけばいいかを論じてください。 |
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5 |
10.28 |
制度と市場 |
設問:「レッシグとハイエクを参考に、ネットワーク時代における市場経済のあるべき姿について400字以内で論じてください。」 参考文献: レッシグ、ローレンス、 「第10章 財産」、『Free
Culture』、山形浩生訳、翔泳社, 2004年 Hayek,
F. A., “The Use of Knowledge in Society”, American Economic Review, vol. 35,
No. 4, 1945, pp. 519-530. http://www.jkokuryo.com/literature/bs/review/doctor2002/Hayek,%201945,%20Hattori.htm (リンク先には全文の要約とコメントのついたレジュメがあります。ご覧下さい。Hayekの方はレジュメだけ読むだけでも設問に答えられますので、配布しませんが、名著なので、全文をご覧になることをお勧めします。メディアセンターのオンラインジャーナル<JSTOR>で閲覧することができます。探し方がわからない、探したけど見つからないといった相談ごとは、メディアセンターの2階のレファレンスデスクに相談することができます。) |
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6 |
11.04 |
メディアの未来 ゲストセッション |
テーマ「メディア政策2011年にむけて」 前 川 英 樹氏(東京放送 執行役員、TBSメディア総合研究所 社長TBSメディア総合研究所 社長) コーディネーター:村井純教授 設問 「参考資料を読んで、デジタル・メディア社会におけるマスメディアの位置と機能について意見を400字以内で述べなさい」 参考資料:水越伸、「第五章 デジタル・メディアと公共圏」、『デジタル・メディア社会』、岩波書店、2002年 さらに深く考えたい方のために関連文献です -梅棹忠夫、『情報の文明学』、中公叢書、1988年. -山下敦、「第七章 高度情報社会の政府と個人」、坂井利之・東倉洋一・林敏彦 編著『高度情報社会のガバナンス』、NTT出版、2003年 -放送法第1条〜第6条 |
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7 |
11.11 |
知識の流通 |
坪田特別研究教授講演 「コンテンツ流通の4層モデル」 設問「1)「コンテンツは無価値」という考え方に死角はないか 2)コンテクスト情報のバリエーションと分類、その特質を述べよ いずれかのテーマで、400字で述べよ」 参考資料 坪田知己,「『情報無価値説』からの再出発」. http://www.jkokuryo.com/cases/20041025mukachi.pdf 次世代メディア研究会(生貝直人,濱野智史,曽根原登,坪田知己),「デジタル情報財流通におけるコンテンツ・メタデータ、コンテクスト、経済主体情報 4層構造の提案とコンテクスト市場の設計」.
http://www.jkokuryo.com/cases/200410264layermodel.pdf |
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8 |
11.25 |
プライバシー |
設問:「個人情報保護法及びと参考資料を検討し、今後わが国においてプライバシー保護をいかにはかっていけばいいか論じてください。国際的な見地からも議論してください。」 http://www.kantei.go.jp/jp/it/privacy/houseika/hourituan/ 参考資料:日本弁護士連合会「自己情報コントロール権を情報主権として確立するための宣言」http://www.nichibenren.or.jp/jp/katsudo/sytyou/jinken/00/2002_4.html 参考資料:http://www.export.gov/safeharbor/ http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040813_3.html |
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9 |
12.02 |
グローバル化と秩序(副題:インターネットの国際管理) |
ゲストスピーカー:加藤幹之氏 http://www.j.u-tokyo.ac.jp/~dogauchi/gyouseki.htm 設問:「インターネットの制度や運営に関する問題を挙げ、それを国際的に誰がどのように管理して行くべきと考えるか、400字以内で具体的に論じてください。」 参考資料:加藤幹之,「誰がインターネットを管理するか?」 http://www.jkokuryo.com/class/nsociety2004/katoh.pdf Issues Paper on Internet Governance (International Chamber of
Commerce),January 2004 http://www.iccwbo.org/home/e_business/policy/ICC%20issues%20paper%20on%20Int ernet%20Governance.pdf Workshop on Internet Governance, Chairman's Report (International Telecommunication http://www.itu.int/osg/spu/forum/intgov04/workshop-internet-governance-chair mans-report.pdf |
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10 |
12.09 |
ネットワーク社会における安全と安心 |
設問:「拙著『オープン・ソリューション社会の構想』、第4章「安心でありながら自由な社会」を読んで、ネットワーク社会において安全は誰によってどのように守られるべきかを400字以内で論じてください。 参考資料: 山岸俊男,『信頼の構造 こころと社会の進化ゲーム』,東京大学出版会,1998年. http://www.ecrp.org/topic-s/bs/review/doctor2002/yamagishi1998hayashi.htm |
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11 |
12.16 |
参加型の社会 |
設問:「ケース:株式会社いろどり http://case.sfc.keio.ac.jp/kyouzai/irodori.html いろどり事業を、今後どのように発展させていけばいいか、400字以内で論じてください。」 |
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12 |
01.06 |
「実感できる」情報化へ |
設問:「ケース:『鹿児島建築市場と(株)ベンシステム』 http://case.sfc.keio.ac.jp/kyouzai/kagoshima.html を読んで、今後鹿児島建築市場と(株)ベンシステムをどのように発展させていけばいいか、400字以内で論じてください。」 |
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13 |
01.13 |
まとめ |
まとめ 設問「このコースを通じて、最も印象深かった点について400字以内で論じて下さい。」 |
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試験 |
毎回の400字レポートをもって試験に替えます |