「2004年度ネットワーク情報産業論」シラバス(ver. 0414)

変更がありえますので、常に参照下さい。

 

ネットワーク化が企業経営にとっていかなる意味を持っているか、その本質の理解をするとともに、その中でいかなる経営戦略を立てるべきかについて、受講者お一人お一人に考えていただくコースです。現実の企業や社会現象を題材に、討論を形式で行います。本年は経営管理研究科(日吉)に遠隔教室を設け、SFCの学生とともに、ビジネススクールの諸君にも参加してもらうことによって、お互いが刺激しあう環境の実現を計ります。

この科目では毎回(6月12日分を除く)400字程度の提出物を要求し、期限内にまじめに取り組んだとみなせるものが提出されると1点が加点され、さらに特に優秀な提出物を出した方と、授業内においてよい発言をした方に都度1点加点されます。学期末に12点以上獲得していることが、合格点を取るために必要です。なお、6月24日(予定)にはシスコ社の経営理念を学ぶ教材を学習していただき、その完了を持ってその回の提出物とみなさせていただきます。

 受講を希望される方は必ず http://gc.sfc.keio.ac.jp/ で登録をしてください。

 また、第12回にはシスコのエグゼクティブを遠隔ゲストスピーカーにお迎えして議論する機会があります。この準備のために http://www.iexeced.com の中身を事前に勉強していただきます。少し時間がかかりますので、学期の初めから取り組んでください。

      授業用 blogを立ち上げました! http://jkokuryo.sfc.keio.ac.jp/nindustry2004/

  

主題

教材と設問

 

1

4月8日

オリエンテーション

 

授業の進め方、成績のつけ方などについて解説します。受講を希望をされる方はこの日の21時までに志望理由をGCIシステムで提出してください(http://gc.sfc.keio.ac.jp/)。討論式の授業とするため、SFCでτ11に収容できない人数の方がいらした場合には、この志望理由書をベースに選考させていただきます。

 

(4月8日付記:課題提出を受け付けた結果、期限内に課題提出された方については全員履修していただけることになりました。)

 

2

4月15日

ビジネスモデルの構築(1)

 

参考文献を参照しつつ、「ケース:オークネット2002」について、オークネットのこれまでの成功要因と、今後どのような事業展開が必要かを400字以内で論じて下さい。

 

<参考文献>

『オープン・アーキテクチャ戦略』ダイヤモンド社, 1999.

 

 

3

4月22日

ビジネスモデルの構築(2)

 

参考文献を参照しつつ、「ケース:プラネット2001」について、プラネットが戦後の流通構造の変化の中でどのような役割を演じてきたかを述べ、今後どのような事業展開が必要かを400字以内で論じて下さい。

 

<参考文献>

Chandler Jr., Alfred D., The Visible Hand : The Managerial Revolution in American Business, The Belknap Press of Harvard University Press, 1977.(邦訳:鳥羽欽一郎・小林袈裟冶『経営者の時代(上・下)』東洋経済新報社, 1979).

國領二郎、『オープン・ネットワーク経営』、日本経済新聞社、1995年. 第2章

 

<関連文献>

國領二郎・日経デジタルコア「IDビジネス革命」日本経済新聞社2004

 

 

4

5月 6日

情報の収益モデル(1)

 

参考文献を参照しつつ、「ケース:アイスタイル 」について、あなたが投資家であるならば、どの事業を伸ばすか400字以内で論じて下さい。

ビジネススクールの諸君への選択問題:皆さんが投資家なら、この企業の企業価値はいくらだと考えますか?

 

<参考文献>

小川美香子他(2003)、『黙って読んでいる人達(ROM)の情報伝播行動とその購買への影響』、「マーケティングジャーナル」88号  

 

 

5

5月13日

情報の収益モデル(2)

 

設問: 参考文献を参照しつつ、「ケース:石井食品」について、今後どのような展開をすればいいか、400字以内で論じて下さい。

 

<参考文献>

 山岸俊男,『信頼の構造 こころと社会の進化ゲーム』,東京大学出版会,1998年.

 

 

6

5月20日

プラットフォーム・ビジネス(1)

 

参考文献を参照しつつ、「ケース:ミスミ(B)」について、オープンポリシーが何故成功したか、どんな産業でも適用可能かについて、400字以内で論じて下さい。

 

<参考文献>

Rick Levine et.al. (2000), The Cluetrain Manifesto,Simon & Schuster (リック・レバイン他(2001)倉骨彰 訳 ,『これまでのビジネスのやり方は終わりだ』、日本経済新聞社)

 

 

7

5月27日

プラットフォーム・ビジネス(2)

 

参考文献を参照しつつ、「ケース:トラボックス2002」について、今後どのような事業展開が必要かを400字以内で論じて下さい。

 

<参考文献>

Shapiro, Carl and Varian, Hal R., "Information Rules," Harvard Business School Press, 1998.
(千本倖生・宮本喜一(訳),『ネットワーク経済の法則』,IDGジャパン,1999年.)

 

 

8

6月 3日

プラットフォームの設計

参考文献を参照しつつ、「ケース:佐賀Business Matching Place」について、今後どのような展開をすればいいか、400字以内で論じて下さい。

 

<参考文献>

西口敏宏「場への学際的接近」『ビジネスレビュー』Vol. 45, No. 2, pp.14-35, 1997.)

 

<関連文献>

Analee Saxenian (1994), Regional Advantage  (サクセニアン(1995)大前研一訳『現代の二都物語』講談社)

 

 

 

9

6月10日

アーキテクチャ

 

参考文献を参照しつつ、「ケース:Osask」について、今後どのような開発ポリシーで臨むべきなのかを400字以内で論じて下さい。

 

<参考文献>

Torvalds, 1999, 「Linuxの強み」

藤本隆宏・青島矢一・武石彰編、『ビジネス・アーキテクチャ―製品・組織・プ ロセスの戦略的設計』、有斐閣、2001年. 第一部
 

 

 

10

6月12日

 

中間まとめ

 

 

特に準備も提出もしなくていいですが、意欲ある方は次を読んできていただけると、分かりがよくなると思います。

<関連文献> Carliss Y. Baldwin (著), Kim B. Clark, “Design Rules: The Power of Modularity,” MIT Press, 2000. 安藤晴彦訳,『デザイン・ルール―モジュール化パワー―』,東洋経済新報社, 2004

 

 

 

11

6月17日

成長戦略(1)

 

参考文献を参照しつつ、「ケース:インクス2001」について、インクスのこれまでの成功要因と、今後どのような事業展開が必要かを400字以内で論じて下さい。

 

<参考文献>

竹田 陽子(2000)『プロダクト・リアライゼーション戦略』白桃書房

 

 

12

6月24日

成長戦略(2)

 

遠隔授業にてシスコ社のエグゼクティブと討論を行います。

この日までに http://www.iexeced.com の学習を終了しておいてください。

 

 

13

7月 1日

成長戦略(3)

 

参考文献を参照しつつ、「ケース:SUICA」について、これまでの成功要因とどのような条件下でこの戦略が有効かについて400字以内で論じて下さい。

 

<参考文献>

「プラットフォーム型経営戦略と協働の未来形」(1998), 『組織科学』, Vol.31, No.4, pp .4-13

Rogers, Everett M., Diffusion Of Innovations: Third Edition, The Free Press, 1982.(邦訳:青池愼一・宇野善康『イノベーション 普及学』産能大学出版部, 1990).

 

 

14

7月 8日

課題提出締め切り

 

授業は行いません。課題の提出だけして下さい。課題は次です。「このコースを通じて学んだことを踏まえて、今後、どのような研究を行えばいいか、400字以内で提案をして下さい。」

 

 

試験

 

 

ありません。毎回のレポートとクラス討議への参加で成績をつけます。