2001年度 情報システムII

−Eコマースとビジネス革新−

担当:國領二郎

ネットワークは企業や経済のあり方を根本から変える潜在力を持ちながら発展している。この流れの中でビジネスチャンスが生まれ、既存のビジネスも新しい形に刷新される。ただし、技術はそれを使いこなす人間の知恵によってプラスにもマイナスにもなるし、使いこなせずに無駄に終わる場合も多い。今日の状況は技術が先行しながら、それを効果的に経営に生かす知恵が追いついていない状態といってよい。この科目では情報ネットワークの本質を経営の観点から検討し、いかにすれば情報技術を経済やビジネスの中で大きな力として活用できるかを考える。当科目は授業内容だけでなく、運営にもネットワークを取り入れ、組織・制度的にも革新的な教育形態を取り入れる。本年は学部・研究科組織を超えて複数キャンパスで受講可能な授業を行う。この科目は経営管理研究科専門科目「情報システムII−Eコマースとビジネス革新−」として提供される。本科目は同一日に2コマ連続して提供される。

以下は暫定的なカリキュラム構成である。積極的にゲストスピーカーをお招きする予定であり、講師の都合等によって変更される可能性があることをご了承いただきたい。

課題回答、ケースなどのページ

 

主題

教材等

4月13日

「イントロダクション −情報技術と経営−」

ケース:オーチスライン(古典中の古典ケースです。)

http://www.kbs.keio.ac.jp/kokuryolab/papers/2000003/soshiki.htm

4月20日

「知的所有権と貨幣経済」

ケース:株式会社オプティム

ゲスト講師:菅谷俊二(株)オプティム代表取締役社長

ゲスト講師:飯盛義徳佐賀大学助教授

設問:菅谷氏が今後オプティム事業をどのように発展させていけばいいか、400字以内で論じてください。

(課題提出期限:4月18日11:00AM 提出先 saz@silver.plala.or.jp )

4月27日

「ネットワーク上の企業間コラボレーション

ケース:インクス

ケースのダウンロード方法については4月20日の授業で説明します。聞き逃した場合にはsaz@silver.plala.or.jpに問い合わせて下さい。

資料:ものづくり懇談会提言

ゲスト講師:竹田陽子横浜国立大学助教授

設問:インクスのケースおよびものづくり懇談会資料を読んだ上で、情報化が製造業にいかなる意味を持っているか、そしてその中でインクスはどのような戦略をとればいいのかを400字以内で論じてください。

(課題提出期限:4月25日11:00AM 提出先saz@silver.plala.or.jp

 

5月11日

「ネットワークセキュリティとビジネス」

ゲスト講師:菊川 曉(株)ガーラ代表取締役社長

設問:次のリンク先を検討し、ネットワーク時代におけるコミュニティの役割と企業とネットワークコミュニティの関係について400字以内で論じてください。(課題提出期限:5月9日11:00AM 提出先saz@silver.plala.or.jp追加のお願い:メンバー間のコミュニケーションを良くするために自己紹介ページを作りたいと思います。MLに質問が流れますので答えてください。

ガーラのホームページ http://www.gala-net.co.jp/

天下の日本生命を悩ます掲示板 http://gendai.net/nissei.asp

新ニッセイ事件リンク集
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=event&key=987226943&st=14&to=15

裏口ネット情報:2チャンネルメルマガ(ニッセイ関連:3月30日分以降くらいをご覧ください)
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000022139

「ストリーミング技術等の新技術を用いたコンテンツ流通ビジネスに関する研究会」(第6回)

http://www.mpt.go.jp/policyreports/japanese/group/tsusin/stream/stream6-000322.html

日本生命関連のリンクについては純粋に学問的な現象の分析のために行うものです。内容の真偽、社会的な適切さについて何らの立場を表明するものであはりません。ご覧になる方は自ら適否をご判断ください。

5月18日

「ビジネスモデル」

ケース:インテル

設問:インテルは一部品メーカーでありながら、なぜ完成品メーカーに対して強い立場を確立することができたのでしょうか?ブランドを直接消費者に認知してもらう戦略は全ての部品メーカーにとって必要なことでしょうか?今後インテルはどのようなブランド戦略をとるべきでしょうか?400字以内で論じてください。(課題提出期限:5月16日11:00AM 提出先 saz@silver.plala.or.jp

5月25日

「ネットワークと非貨幣原理にもとづく協働」

ゲスト講師:佐々木裕一氏 NTTデータ経営研究所

http://www.fsf.org/gnu/the-gnu-project.html

http://cruel.org/freeware/cathedral.html 

推奨図書(必須ではありませんがぜひ) 佐々木裕一+北山聡著、國領二郎監修『リナックスはいかにしてビジネスになったか―コミュニティ・アライアンス戦略』(NTT出版)

設問:ネットワーク上の非貨幣的インセンティブにもとづく協働を行っているコミュニティとビジネスはどのような協調関係を構築できるでしょうか?400字以内で論じてください。(課題提出期限:5月23日11:00AM 提出先 saz@silver.plala.or.jp

6月 1日

「電子市場の形成」

ケース:トラボックス

ゲスト講師:株式会社トラボックス 代表取締役社長 藤倉 泰徳

設問:トラボックスは業界においてどのような役割を演じ、どのような収益モデルを構築すればいいでしょうか?400字以内で論じてください。(課題提出期限:5月30日11:00AM 提出先 saz@silver.plala.or.jp

6月15日

「バリアフリー経済空間としてのネットワーク」

ゲスト講師:田澤由利 Y's Staff代表

演題:ネット上の会社経営

設問: http://www.ysstaff.co.jp/main/soho/index.htmを読んで、ネット上における会社経営をめぐる諸課題を検討し、そのうち最も重要であると思うもの関してどのような解決策が考えられるかを400字以内で述べてください。(課題提出期限:6月13日11:00AM 提出先 saz@silver.plala.or.jp

6月29日

まとめ

「情報価値の収益モデル」
「ネットワーク時代における協働の組織化について」


事前課題:「情報価値の収益モデル」と「ネットワーク時代における協働の組織化について」を参考にして、関心のあるビジネス領域におけるビジネスモデル構築に関する課題と、それを突破するビジョンについて600字以内で論じてください。(課題提出期限:6月27日11:00AM 提出先 saz@silver.plala.or.jp

履修される方は毎週の課題を提出してください。これが期末の試験に替わる提出物となります。